水利システム設備

主に農業用水の水利インフラにおいては圃場整備が進むなかで、今後は水管理施設に向けたIoT：Internet of Things（モノのインターネット）活用による公平・適正な配水の実現が必要とされています。特にIoTのように、あらゆるものがインターネットに接続される時代となり、ますます水管理システムの重要性が高まります。

弊社では、将来を見据えた遠方・遠隔保守による省人化といった課題の解決まで、トータルなシステム提案・設計を実施いたします。

揚水機場・用水路ゲートに設置されている機械設備である揚水ポンプや開閉ゲートなどは、気候・気象の変化に伴い変動する需要と供給に対して遠方からの監視制御により操作することで、省エネルギー化を目的とした効果的な配水量の分配が可能となります。既存機械設備の電動化やセンサー類を含めた自動制御による水位の保持など、地形・環境の要因により地域特性に適した設備を提案し設計いたします。

用水路末端の圧力に対し必要な水頭圧を確保する回転制御可能なポンプ設備への更新により、大幅な電気消費量の削減が可能となります。

免許・回線使用料が不要となる特定小電力無線（LPWA）：LowPowerWideAreaを用いた回線網を構築することにより、維持管理費を抑制し低コスト化が可能となります。