防災行政無線

同報系の防災行政無線とは、屋外拡声器や戸別受信機を介して、市町村役場から住民等に対して直接・同時に防災情報や行政情報を伝えるシステムです。災害時に住民の生命及び財産を保護するとともに、平常時には住民へのサービスの一つとして行政の連絡にも活用されています。
近年では電波の有効利用の観点から同報系システムの無線方式を従来のアナログからデジタル方式への更新が進んでいますが、弊社では全体システム設計・既存システムとの統合などに関する実施設計や施工監理業務をトータルで行っています。

車載型や携帯型の移動局と市町村役場との間で通信を行うもので、同報系が市町村役場(行政機関)と住民との通信手段であるのに対して、移動系は主として行政機関内の通信手段です。災害などの発生時に、一般電話回線がつながらない場合や携帯電話が通信規制等で通話できない場合でも、「防災関係機関」と「生活関係機関」を結び、相互に情報の収集・連絡できるシステムです。そのため関係機関の緊急連絡用ともいえ、各市町村の関係機関の運用方法、方式、場所、人数などによって最適な設計を行う必要があります。
弊社では行政・住民ニーズ・関係機関とのバランスも考慮した移動系防災行政無線システムの設計・監理を行います。

今までの通信インフラ設計業務において培った技術を活かし、設計・仕様策定・施工監理・試験・業者間の調整・完成図書・納品検査までの一貫した業務を、ベンダーフリーで実施いたします。

既存システムや旧市町村時代のシステムとの統合、住民の皆様のニーズ、土地柄や気候、地形など地域の状況に合わせたシステム・サービスを検討してご提案します。また、自治体様の財政事情等も考慮し、低コスト化をはかったシステムの検討も行っています。